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今だから言えること 歴代総理大臣の姿が語る、日本の光と影

歴代総理大臣への取材記事で綴る、日本の政治の光と陰。

著者 国正武重

『湾岸戦争という転回点』(岩波書店)で日本記者クラブ賞を受賞し、『権力の病室―大平総理最期の14日間』 (文藝春秋)、『後藤田正晴語り遺したいこと』(岩波書店)など、多数の著作をもつ政治評論家の国正武重が、朝日新聞の政治記者時代に行なった歴代内閣総理大臣への膨大な時間のインタビュ—や、オフレコも含めた夥しい量の取材記事をもとに執筆した政治ドキュメント。


「今だから言えること 1」

  • 第1章  恐るべき子供-小沢一郎
  • 第2章  「おしん」竹下登を袖にして
  • 第3章  「変人宰相」も、しょせん「親ばか」
  • 第4章  蘇る「鈍牛宰相」大平正芳
  • 第5章  宮沢喜一さんの「遺言」
  • 第6章  「人材枯渇」の自民党
  • 第7章  「宇宙人」鳩山由紀夫
  • 第8章  「角栄と一郎」その生きざま
  • 第9章  「殿様と宇宙人」政権の末路
  • 第10章 「最長老」と「ミスター検察」
  • 第11章 「閑話」ー菅直人という政治家
  • 第12章 後藤田正晴さんの「遺言」
  • 第13章 「啐琢同機」の政治を
  • 第14章 「ゼンコー・フー?(Zenko who?)」
  • 第15章 野党・自民党「明日なき旅」

「今だから言えること 2」

  • 第1章 「総理大臣のイスをめぐる「密約」
  • 第2章 国会議員は「聖職」であることへの自覚を…福田赳夫・元首相の「遺言」
  • 第3章 「影の人」田中角栄元首相の引退…「キングメーカー」も病には勝てず
  • 第4章 総理大臣を断った「男」
  • 第5章 永田町の閉塞の爆破を担って…日本新党を結成した細川護熙 <上>
  • 第6章 「非自民・非共産」連立政権の素顔…八頭立ての馬車と細川護熙 <中>
  • 第7章 「初心」を忘れて散った細川政権…「さらば」殿様・細川護熙 <下>
  • 第8章 「野田・消費税」と「細川・国民福祉税」…失敗した「国民福祉税」の舞台裏

「今だから言えること 3」

  • 第1章 〝鞍馬天狗〟の素平さんが懐かしい
  • 第2章 嘘をついちゃおしまいよ!
  • 第3章 「陽は、また昇るか?」
  • 第4章 「山の崩れる日きたる」
  • 第5章 「女性スキャンダル」で崩壊
  • 第6章 森繁久彌さん「ピンとキリ」
  • 第7章 「今だから言っておきたいこと」
  • 第8章 「暗やみの牛」前尾繁三郎
  • 第9章 「戦後レジームからの脱却」―結びにかえて―

「今だから言えること 4」

歴代総理大臣の姿が語る、日本の光と影 第4弾
 
今回は、「今だから言えること・特別編」です。
「何故、伊東正義さんは、総理大臣のイスを蹴飛ばしたのか─加藤紘一・元自民党幹事長は語った」
 
1989年(平成元年)、「リクルート事件」で第74代・竹下登首相が辞任。「ポスト竹下」の最有力候補に擬せられながら、「本の表紙だけ変えても、中身が変わらなければダメだ」との“名台詞”を残して総理大臣就任を拒否した保守政治家・伊東正義さん。
今回、「今だから言えること」の特別版として、岩波書店刊の「伊東正義、総理のイス蹴飛ばした男─自民党政治の「終わり」の始まり」には収められていない、いくつかの記録を紹介することにした。
 


「今だから言えること 4」

歴代総理大臣の姿が語る、日本の光と影 第4弾
 
今回は、「今だから言えること・特別編」です。
「何故、伊東正義さんは、総理大臣のイスを蹴飛ばしたのか─加藤紘一・元自民党幹事長は語った」
 
1989年(平成元年)、「リクルート事件」で第74代・竹下登首相が辞任。「ポスト竹下」の最有力候補に擬せられながら、「本の表紙だけ変えても、中身が変わらなければダメだ」との“名台詞”を残して総理大臣就任を拒否した保守政治家・伊東正義さん。
今回、「今だから言えること」の特別版として、岩波書店刊の「伊東正義、総理のイス蹴飛ばした男─自民党政治の「終わり」の始まり」には収められていない、いくつかの記録を紹介することにした。
 


新版「今だから言えること 歴代首相の素顔が語る、日本の光と影」

新版「今だから言えること 歴代首相の素顔が語る、日本の光と影」は、既刊の電子書籍版「今だから言えること」シリーズ4巻を纏め、日本記者クラブ講演内容を追加した新版である。
朝日新聞政治記者時代の歴代内閣総理大臣への膨大な時間のインタビューや、オフレコも含めたおびただしい量の取材記事をもとに、日本の政治を導く歴代総理大臣たちの生身の姿に迫った政治ドキュメント。綿密な取材に裏打ちされた文章によって、時に翻弄する歴代総理大臣たちの生身の姿に肉薄、日本の政治の光と影を浮かび上がらせている。
また各政党の自浄・改革能力の衰退などの問題点を指摘。議会政治の構造的危機が深まる中、国民の政治離れは、マスコミが陥っている危機と深い関係があることも指摘する。

     

国正武重(くにまさ・たけしげ)
政治評論家,ジャーナリスト.1933年愛媛県生まれ。58年早稲田大学第一法学部卒業。59年朝日新聞に入社し、67年東京本社政治部に配属される。以来、佐藤栄作内閣を皮切りに歴代政権を担当した。78年政治部次長、大平内閣の首相官邸クラブ責任者となる。81年編集委員(政治担当)、93年役員待遇。1995年退社し,以後フリーとして活躍.著書に『漂流する政治』『戦後政治の素顔――記者の証言』『湾岸戦争という転回点』,『戦争体験は無力なのか ある政治記者の遺言』『自民単独支配の終焉』など多数.「湾岸戦争という転回点」で99年度日本記者クラブ賞を受賞